(1)狭隘・傾斜地における軽量盛土工の基礎 |
主な採用理由 |
施工ヤードが狭く、大型施工機械の使用が困難である。 |
玉石混じり礫層等、複雑な地盤条件に柔軟に対応できる。 |
杭径が小さく、斜面に悪影響を与えず・効率的な施工が可能である。 |
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(2)空頭制限のある既設水管橋の耐震補強 |
主な採用理由 |
空頭制限のある狭隘地であり、大型施工機械の使用が困難である。 |
直杭と斜杭の打設ができ、複雑な地盤条件に柔軟に対応できる。 |
杭径が小さく、既設構造物に悪影響を与えず・合理的な補強が可能である。 |
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(3)狭隘・傾斜地における盛土斜面補強 |
主な採用理由 |
施工ヤードが狭く、大型施工機械の使用が困難である。 |
直杭と斜杭の打設ができ、「組杭抑止杭工法※」に適用できる。 |
杭径が小さく、既設構造物に悪影響を与えず・合理的な補強が可能である。 |
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※「組杭抑止杭工法」:(財)先端建設技術センターと民間14社による共同研究「小口径鋼管を用いた斜面補強システムに関する共同研究」で開発した工法です。特許第3769637号
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(4)急峻な山岳部における鉄塔基礎補強 |
主な採用理由 |
空頭制限のある傾斜地形での施工で、大型の施工機械・資材が使用できない。 |
ヘリコプター(重量3ton以下)での施工機械・資材の搬入ができる。 |
削孔性能に優れ、複雑な地盤条件に柔軟に対応できる。 |
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(5)都市部における既設貯水槽の耐震補強 |
主な採用理由 |
施工ヤードが狭く、大型施工機械の採用が困難である。 |
都市部の住居地域での施工で、振動・騒音を抑える必要がある。 |
杭径が小さく、既設構造物に悪影響を与えず・合理的な補強が可能である。 |
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(6)狭隘・傾斜地における既設擁壁の補強 |
主な採用理由 |
施工ヤードが狭く・傾斜地形で、大型施工機械の採用が困難である。 |
杭径が小さく、既設基礎に悪影響を与えず・経済的な補強が可能である。 |
仮設備を含めたトータルコスト・工期で、STマイクロパイルが有利である。 |
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(7)空頭制限下における既設スノーシェッド基礎の補強 |
主な採用理由 |
施工機械が小型で、空頭制限(4m)以下である狭隘な場所でも施工できる。 |
杭径が小さく、既設基礎に悪影響を与えず・経済的な補強が可能である。 |
支持層が傾斜、中間層に礫が多数存在する。地盤条件に対する適用性に優れる。 |
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(8)山岳急峻地における新設L型擁壁の基礎杭 |
主な採用理由 |
施工ヤードが狭く、大型施工機械の採用が困難である。 |
仮設備を含めたトータルコスト・工期で、STマイクロパイルが優位である。 |
中間層に大礫・転石が多数存在する。地盤条件に対する適用性にすぐれる。 |
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(9)山岳傾斜地における新設L型擁壁の基礎杭 |
主な採用理由 |
施工機械が小型で、大型施工機械の採用が困難である。 |
置換えコンクリート施工による直接基礎では、切土斜面の安定対策が困難となる。 |
支持層(風化岩)が傾斜し、強度の変化が激しい。地盤条件に対する適用性に優れる。 |
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(10)山岳トンネル坑口部の支持力対策工 |
主な採用理由 |
施工ヤードが狭く・空頭制限があり、大型施工機械の採用が困難である。 |
支持層が傾斜し、強度の変化が激しい。地盤条件に対する適用性に優れる。 |
杭径が小さく、既設構造物に悪影響を与えず・施工速度が速い。 |
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(11)導坑内からのコンパクトな専用削孔機での基礎杭施工 |
主な採用理由 |
施工機械が小型で、狭隘な導坑内でも施工できる。 |
基礎杭の採用により、坑口部の施工性が向上する。 |
切土のり面対策工等が不用となり、経済的な支持力対策となる。 |
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(12)道路盛土斜面の補強対策工 |
主な採用理由 |
転石が多数存在する地質条件においても効率よく施工できる。 |
施工機械が小型で、周辺環境への影響を抑制できる。 |
二重鋼管、せん断補強材等の採用により合理的な設計ができる。 |
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(13)コンパクトな削孔機でのヘリ輸送及びアンカーと同一機械での施工 |
主な採用理由 |
搬入路の確保が不可能で、小型の施工機械に限定される。 |
ヘリコプター(重量3ton以下)での資機材の搬入ができる。 |
崖錐層等の複雑な地質条件にも、柔軟に対応できる。 |
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(14)狭隘箇所における岩盤斜面の地すべり対策工 |
主な採用理由 |
狭隘・傾斜地形での施工で、小型の施工機械・資材で対応できる。 |
高張力(二重)鋼管・ネジ継手の採用で、必要な杭耐力を確保できる。 |
削孔性能に優れ、崖錐層等の複雑な地質条件にも、柔軟に対応できる。 |
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